2014年2月7日金曜日

パソコンでの保存・整理は、果たして万能なのか?

前回の「おもいで迷子」、前々回の「写真メタボ」で、デジタル写真の整理が難しいことと、それでも整理は重要なことは伝わったかと思います。

デジタルカメラの撮影の簡便性、撮影にかかるお金の少なさが撮影枚数を大幅に増加させ、そのせいで整理ができなくなる。理由がわかればとても簡単な構図です。

では、どうすればいいのでしょう。

取材などで話を聞くと、フォルム写真のように印刷してアルバムに保存する人が結構います。この方法では、すべてを印刷するのが難しいため残りの写真は廃棄するか、次に説明する「デジカメの中に残しておく」ような形になるでしょう。これはつまり、

「おもいで迷子」

を発生させる条件です。

また、デジタルカメラのメディアに保存し続ける人もいます。最近のカメラは液晶の性能が上がり、また各社とも写真を探しやすくする工夫を努力しています。しかし、

小さな画面で探しきれるでしょうか。
メディアがいっぱいになったら?
カメラを買い替えたら?

そして何より、

メディアが壊れたら?

私は依然、SDカードが割れて使い物にならなくなった事があります。
また、メモリは長い年月で記憶機能が壊れ、データが消えてしまう危険性をはらんでします。
バックアップを取ればいいのですが、そのバックアップをどう管理するのか。

そして多いのが、パソコンに取り込んで保管する方法です。デジタルデータだからと無意識にこれを選んでいる人が多いと思うのですが、実は保存・整理はパソコンの最も得意とする作業なのです。なので、これはある意味正解です。

ただし、適正に使えば、です。

以前の「なるべく手軽に、簡単に。」で紹介した写真整理術を完璧にこなしていれば大丈夫です。
もちろんほかの方法もあります。
プロカメラマンなどはそれぞれのルールで、機材を駆使して保存・整理しています。

ただし、完璧にこなすのはどんな方法でも難しいです。

私も実は、自分の編み出した整理術を
【簡単】にはできていません。

普段から何度も見直し、整理して維持しているのです。
とても面倒です。
なので、これでも手軽でも簡単でもないのです。

ここでタイトルに戻りますが、パソコンでの保存・整理は、万能ですが使い方次第です。

だからこそ、専用の整理機器を使っているのです。
私はこの製品の無い生活は考えられません。

もちろんこれも万能ではありませんが、現時点では最も簡単で安心できる方法なのです。

しかしそんなことはない、と言われることも多いのも事実。

そこで次回以降、ここで取り上げた「印刷」「パソコン」「専用機器」での整理についてもう少し掘り下げていきます。日々デジタル写真の整理と向き合った果ての結論は、そう簡単には揺るぎませんよ?

→ 次の回へ(デジタル写真を整理する方法)

← 前の回へ(おもいで迷子とは、何だ?)

↑ 目次へ


BUFFALO デジタルフォト・アルバム おもいでばこ 1TB PD-100S-L
バッファロー (2012-12-08)

0 件のコメント:

コメントを投稿