外付けハードディスクに逃がしても、デジタル写真ですぐにいっぱいになる。
これはプロのカメラマンではなく、私の母親の話です。
富士のよく見える場所に住んでいる私の母親は、趣味として富士山や風景、そして自分の花の写真を撮影してホームページなどに掲載しています。
そのキャリアは実に10年以上。
当時は高性能だった200万画素のSONY デジタルカメラのデジタルカメラから始まり、最近は富士フィルムとカシオのデジタルカメラを使い分けながら日々撮影にいそしんでいます。
このカメラでの撮影から、既に10年以上が経過。 |
以下のリンクのグラフを参考にして欲しいのですが、デジタルカメラは1999年頃から急激にシェアを伸ばし、2002年頃には実売価格が3万円前後まで下がっていました。フィルムと違い手軽に撮影が出来、何度でも取り直せるデジタルカメラはこの頃を境に急速に広まっていたと思われます。私が130万画素のデジカメを購入したのもこの頃でした。
爆発的に急成長したデジカメ市場の今後
撮影した写真は「メタボ」と呼ぶにふさわしいほどの量になっています。
それは私の母親だけではないでしょう。
私もそうです。
そして、それはいつかデジタルカメラを使うすべての人に訪れる事です。
日進月歩で増えていく保存領域。
決して色あせることのないデジタル写真。
そして技術の進化が産み出す、データ消去からの保護。
その結果、保存されたデジタル写真はどうなってしまうのでしょう?
metabolic syndrome。
そんなデジタル写真は、果たして娯楽のままでいられるでしょうか。
次回はもう一つのキーワード、「おもいで迷子」について書いてみます。
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