2014年5月19日月曜日

高く感じる理由とは?

前回の続きです。少し面倒な話なので、それが嫌な方は「■写真とは、娯楽と生活必需品の境目にある不思議なもの。」(※現在作成中。)まで読み飛ばしてください。


さて。


デジタル写真の整理にはとにかくお金がかかります。

デジタルのまま整理するのなら、パソコンを使うにせよ、専用の写真整理機器を使うにせよ、初期投資にかなりの金額がかかります。

デジイチなどを買ったらさらに高くつく。

印刷するにもフィルム時代とは比較にならないぐらいの撮影枚数なので、写真を取捨選択しても印刷代やアルバム代などにかかる金額は馬鹿になりません。

しかし、ここで一つ誤解をしてほしくないことがあります。

それは、

お金がかかる と、 高い は同義ではないことです。

そしてこれを混同してしまいがちなのが、高く感じる理由の最も大きな理由なのです。

では、 高い とはどういう事なのでしょうか。

私はこれをコスト、日本語で言うと対価という言葉をつけて説明します。このコストにはいろんなものがあり、もっともわかりやすいお金だけでなく、時間や場所、手間などが含まれます。

少し乱暴な言い方ですが、人間はこの時間や場所、手間などを切り売りしてお金を稼ぎます。つまり、これらすべてをどれだけ使うかが 高い と 安い の比較になるはずなのです。

そしてその中で、時間こそが人生を楽しむための最も大切なものだったりします。
私は時間こそ最も大切にしたいコストだと考えています。

デジタル機器はどれも初期投資にお金がかかるものですが、実は 時間を節約する という点においては高い能力を備えています。

たとえばパソコンやスマホ、タブレットはインターネットを使うことで調べものの時間を短縮してくれますし、そこで得た情報の整理もしてくれます。計算も人が行うよりはるかに早く確実にこなします。それにより多くの 時間を節約 してくれます。

また、デジタルカメラは面倒な現像の手間を省き、また撮影枚数の制約を大幅に緩和することで 時間を節約 をしてくれます。

専用の写真整理機器は、面倒な分類や検索を簡単に行える操作体系を提供して 時間を節約 してくれます。

つまり、最初に支払った金額も、長く使えるのなら 時間を節約 する事でコストを回収していけるのです。

でも、これはお金に換算するのが難しい。

だから 高く 感じてしまうのです。

次回は安く感じない理由についてもう少し掘り下げます。


→ 次の回へ(なぜ安いと感じない?)

← 前の回へ(デジタル写真の整理にかかるお金、安い?高い?)

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