2014年10月15日水曜日

フィルム時代には必ず振り返っていた。

フィルム写真の時代、写真を見るためにはどんなことをしていたでしょうか。


まず、撮った写真を現像に出します。
次に、その現像した写真を受け取り、写真を確認します。
多くの場合でそれをアルバムに入れます。


この間、のんびりとした現像だと一週間程度かかります。
しかも、現像するお店に2回も行かなければなりません。


では、デジタルカメラの時代、私が知る限りもっとも標準的な方法はこうです。


撮った写真を背面液晶できちんと写っているか確認します。
以上。


撮影してからの時間は、コンマ数秒です。


人間は怠けものな生き物なので、簡単なほうに流されます。

フィルム写真が駆逐された原因は、撮影にかかる費用が劇的に安いだけでなく、この簡便性も大きな理由だと思います。


しかし、撮った瞬間に確認するこの行為、「見返した」といえる行為でしょうか。
ちゃんと写っていたかどうか、確認しているだけとは言えないでしょうか。


フィルム時代の現像から帰ってきた写真の確認も、同じ作業です。
しかし時間をおいて見返すため、写真を見る際に


「ああ、こんな景色があったね」


という振り返りをしています。
その行為は目の前に同じ景色があるときの確認とは全く違います。

目に見えるそれではなく、記憶の中にあるその光景と写真を比較する。
それこそが「振り返る」という行為だと思うのです。

では、デジタル写真ではこれはできないのでしょうか。

そんなことはありません。
パソコンやおもいでばこのようなデジタルフォトアルバムを使えば簡単に振り返ることができます。

しかも、デジタルだからこそできる振り返り方があるのです。

次回はそれについて触れていきます。

→ 次の回へ(デジタルだからできる「振り返り」がある。)

← 前の回へ(■忘れられてしまった「写真を見返す」という行為)

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